6月に入った。
旧暦では"水無月"という。
ちょっと前までは梅雨の時期がどうして水無月な
のだろうと思っていたけれど、最近は旧暦どおり
に気温が変化してる気がする。
それはそうと、今日は朝起きたときからずっと悲
しい気持ちが頭んなかを支配している。
これがなんの悲しみなのかは全く分からないけ
ど、弱い痛みがずっと続いている感覚。
メディア編集の授業も苦手な人達と笑顔でやり取
りしていていつも以上に辛かった。
かつてない大きな旅の前にナーバスになってるの
かもしれない。
でも天気がいいのに心が痛いのは嫌だ。
こういうときは１回昼寝してリセットしようとい
うことで、図書館外のベンチで小説を読みながら
じわじわ眠りについた。
授業終わりの学生の声で目を覚ますと温かくて心
地よい風が吹いてきた。
と思ったら空咳が止まらなくて死ぬかと思った。
そのあとメディア室で壬生の花田植の映像を見て
土日に向けて復習した。
奄美大島のショチョガマも面白かった。
気分転換に先週に引き続き神保町に行った。
1週間前にヴェネツィアとローマの世界ふれあい
街歩きを見ていたから、あまりにもせいやのイタ
リアの街並みの見え方が変でようやく笑えた。
見晴らしのいい灯台で何を歌ったかと思えば武田
鉄矢のよくわからん歌でめちゃくちゃ面白い。
芸人ってすごいなー。
1週間読まずに持ち歩いていた菊坂ホテルを途中
まで読む。独特なタッチの絵と文章。
一枚画の説得力がすごくてもはや映像。
そして上村一夫なりの夢二の捉え方が面白い。
僕は繊細な画を描く夢二は野田洋次郎みたいな繊
細な人相を想像してたけど結構奔放な顔と性格。
そういう人の方が意外と描けたりするのかな。
古本屋を何件か回ったけど収穫なし。
それでもいろんな本を眺めてるだけで心がワクワ
クした。
