2023-06-20

https://youtu.be/YPd6RV0odtM

代表戦バイトで見れなかった...。

ただ同じサッカーファンのイナバさんがいたので

心強かった。

スコア確認したとき僕もイナバさんも

「4-1!?」ってなったのが感慨深い。

少し前ならペルーに4-1なんて有り得ない。

日本サッカー全体の層が厚くなって、どんどん強

くなっていってる気がする。

良くも悪くもYouTubeTwitterの勢いが増すこと

で以前よりもずっと熱くて煩いファンが増える。

外国人監督ではなく、森保一という愛国男児が、

何度も何度も執拗にネット民に叩かれて、傷つき

ながらもたった1人背広を着て島国を背負う。

その様子を見て、僕達に任せてくださいと選手た

ちは海外で怪物と戦い、経験値を上げてこの島国

に帰ってくる。f:id:kzombie:20230621105258j:image

サムライは、蒼いユニフォームという兜をかぶ

り、刀を佩いて、たった1人日本のために背広姿

で戦う森保一のために、そして、 カタールで夢を

討たれた仲間のために馬を走らせる。

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2018年、ロストフで西野朗が悔しさを滲ませなが

ら「なにが足りないんでしょうかね...」とインタビ

ューで語ったことが今も頭から離れない。

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2か月前に日本を任されて、ギリギリでベスト16

という"結果"を残して、それでも結末は残酷で、

西野朗は涙ながらにそう言い放った。

ただ、そう言い放ってくれたことで、あのラスト

シーンにただ絶望するしかなかった僕は救われ

たのだ。

この男は、「私には無理でした」とは一度も言わな

い、生粋のサムライだった。

あのたった2ヶ月、死力を尽くした上であの言葉

を遺すことではじめて、西野朗は日本サッカーの

希望を拓いたのだ。

振り絞って出したこの言葉は監督としてというよ

り、いちサッカーを愛する日本人としての言葉だ

と思う。

西野朗は日本人として、"選手を勝たせる"以上

に、"日本を勝たせる"気持ちをもっていたけれ

ど、足りなかったのはその"日本を勝たせる"気持

ちを選手たちと共有する期間だったと思う。

 

 

そして今のSAMURAI BLUEは、その"足りなかっ

た部分"をもっている。

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インターネット社会と化した今の日本で、叩かれ

まくる森保8年政権の美しさがここにある。

選手は国を背負うのではなく、国を背負ったたっ

た1人の男を背負う。

俊輔本田香川の時代の"スター"から"ヒーロー"に

進化したのが今のSAMURAIBLUE。

史上稀に見る選手層の厚さの理由は、紛れも

なく森保一のおかげ。

思い通りにならないとムチを叩きつける地獄大使

よりも、負けた時は喝は入れるつもりだが、結局

俺たち人間はヒーローの君に何度も助けられて

る。だから頼むぞ、本郷・一文字。というおやっ

さんの方が正義だ。

自分のビジョンを押し付ける"指導者"ではなく、

自分の個性を活かしてくれる"理解者"のために、

ヒーローは自分の個性を磨き続ける。そうして海

の向こうで脚光を浴びて、日本に凱旋する。

だから森保一という"おやっさん"が監督であるう

ちは、SAMURAI BLUEはヒーローだと思う。

もっといえば森保が監督であるうちは浅野拓磨

いう愛弟子がヒーローになる因果(笑)

森保一にとっての最強のヒーローはこのオーラの

欠片もないただのいい兄ちゃんだったりする。

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みんな森保の手腕ばかりみてるけど、日本の監督

に大切なのは人望だってことを分かって欲しい。

 

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スペイン戦後、常人には耐えられないプレッシャ

ーの中で、こんなに代表監督で居られて幸せそう

な人果たしてこれまでいただろうか?もはやヒー

ローに助けてもらった僕たち日本人全員の総意の

ような笑顔。森保は無策なのではなく、選手と選

手の、選手とサポーターの、選手とスタッフの、

選手と監督の、信頼関係。"ムスビ"という他のど

んな強豪の地でも決して手に入らない日本列島の

強さを選手たちに授けている。

 

 

https://youtube.com/shorts/8K4nFFCi4Go?feature=share

 

WBCもそうだが、日本におけるSNSの発展はス

ポーツ界では非常にポジティブな働きをしている

と思う。

良くも悪くも日本人は"マジ"だから、その"マ

ジ"が可視化されて"ガンバレ"として直接選手や監

督のもとへ届くのはすごくいい傾向だと思う。

選手や監督へのバッシングは、ただのエールより

もずっと想いの篭ったものだったりする。

全員が野球を、サッカー、スポーツを深く理解し

て、その先にようやく見えてくる世界。

まさに列島草いきれあっぱれな状態。

映画界もそうなってくれればいいのだが。