代表戦バイトで見れなかった...。
ただ同じサッカーファンのイナバさんがいたので
心強かった。
スコア確認したとき僕もイナバさんも
「4-1!?」ってなったのが感慨深い。
少し前ならペルーに4-1なんて有り得ない。
日本サッカー全体の層が厚くなって、どんどん強
くなっていってる気がする。
で以前よりもずっと熱くて煩いファンが増える。
何度も何度も執拗にネット民に叩かれて、傷つき
ながらもたった1人背広を着て島国を背負う。
その様子を見て、僕達に任せてくださいと選手た
ちは海外で怪物と戦い、経験値を上げてこの島国
に帰ってくる。
サムライは、蒼いユニフォームという兜をかぶ
り、刀を佩いて、たった1人日本のために背広姿
討たれた仲間のために馬を走らせる。
2018年、ロストフで西野朗が悔しさを滲ませなが
ら「なにが足りないんでしょうかね...」とインタビ
ューで語ったことが今も頭から離れない。
2か月前に日本を任されて、ギリギリでベスト16
という"結果"を残して、それでも結末は残酷で、
西野朗は涙ながらにそう言い放った。
ただ、そう言い放ってくれたことで、あのラスト
シーンにただ絶望するしかなかった僕は救われ
たのだ。
この男は、「私には無理でした」とは一度も言わな
い、生粋のサムライだった。
あのたった2ヶ月、死力を尽くした上であの言葉
を遺すことではじめて、西野朗は日本サッカーの
希望を拓いたのだ。
振り絞って出したこの言葉は監督としてというよ
り、いちサッカーを愛する日本人としての言葉だ
と思う。
西野朗は日本人として、"選手を勝たせる"以上
に、"日本を勝たせる"気持ちをもっていたけれ
ど、足りなかったのはその"日本を勝たせる"気持
ちを選手たちと共有する期間だったと思う。
そして今のSAMURAI BLUEは、その"足りなかっ
た部分"をもっている。
インターネット社会と化した今の日本で、叩かれ
まくる森保8年政権の美しさがここにある。
選手は国を背負うのではなく、国を背負ったたっ
た1人の男を背負う。
俊輔本田香川の時代の"スター"から"ヒーロー"に
進化したのが今のSAMURAIBLUE。
史上稀に見る選手層の厚さの理由は、紛れも
なく森保一のおかげ。
思い通りにならないとムチを叩きつける地獄大使
よりも、負けた時は喝は入れるつもりだが、結局
俺たち人間はヒーローの君に何度も助けられて
る。だから頼むぞ、本郷・一文字。というおやっ
さんの方が正義だ。
自分のビジョンを押し付ける"指導者"ではなく、
自分の個性を活かしてくれる"理解者"のために、
ヒーローは自分の個性を磨き続ける。そうして海
の向こうで脚光を浴びて、日本に凱旋する。
ちは、SAMURAI BLUEはヒーローだと思う。
もっといえば森保が監督であるうちは浅野拓磨と
いう愛弟子がヒーローになる因果(笑)
森保一にとっての最強のヒーローはこのオーラの
欠片もないただのいい兄ちゃんだったりする。
みんな森保の手腕ばかりみてるけど、日本の監督
に大切なのは人望だってことを分かって欲しい。
スペイン戦後、常人には耐えられないプレッシャ
ーの中で、こんなに代表監督で居られて幸せそう
な人果たしてこれまでいただろうか?もはやヒー
ローに助けてもらった僕たち日本人全員の総意の
ような笑顔。森保は無策なのではなく、選手と選
手の、選手とサポーターの、選手とスタッフの、
選手と監督の、信頼関係。"ムスビ"という他のど
んな強豪の地でも決して手に入らない日本列島の
強さを選手たちに授けている。
https://youtube.com/shorts/8K4nFFCi4Go?feature=share
ポーツ界では非常にポジティブな働きをしている
と思う。
良くも悪くも日本人は"マジ"だから、その"マ
ジ"が可視化されて"ガンバレ"として直接選手や監
督のもとへ届くのはすごくいい傾向だと思う。
選手や監督へのバッシングは、ただのエールより
もずっと想いの篭ったものだったりする。
全員が野球を、サッカー、スポーツを深く理解し
て、その先にようやく見えてくる世界。
まさに列島草いきれあっぱれな状態。
映画界もそうなってくれればいいのだが。