"魅力的な叔母さん"なんて難しいお題を出されち
ゃったものだから、叔母さんの魅力として受け手
に最もセオリーに伝わるのはなんだろうかと考え
た時にやはり母性なんじゃないかと思った
ただ2作連続で小津安二郎ってのもあんまり味気
ないので、小津と肩を並べる戦後の家族映画監督
成瀬巳喜男の『おかあさん』を観てみる
"これはパクれる...!"
戦後すぐの貧しい頃の日本
すでになんもないのに、どんどん大切なものが奪
われていく引き算の展開
"とにかく脚本が良い...!"
オーソドックスに日常を切り取っている
それでいてユーモアとペーソスとが
ひじょーにビビッドな人間模様を形成している
掘り当てましたなこりゃ