2023-07-09

シュナの旅」読んだ。

とんでもないものを覗いてしまったような感覚に

襲われた。

この本は宮崎駿の思考の設計図であり、宮崎駿

考えを理解できた人間のみ開けることができる玉

手箱だと思っている。

絵が上手だし文が綺麗だし、チベット民話が元ネ

タだけどすごく宮崎駿のテイストになっている。

大元にあるのは"実りの感謝"と"微かな希望"。

このテーマがどの作品にも一貫して入ってるその

作家性こそがアカデミー名誉賞に輝ける所以だ。

あの宮崎駿が魅了されるほどのチベット民話にも

興味が湧いてきた。

 

岸辺露伴は動かない」読んだ。

好きな話は望月家のお月見とザ・ラン

宮崎駿ばっかりになってたからたまにはこういう

荒木飛呂彦の世界観も吟味するといいアクセント

になる。

彼のホラーテイストの原点を探るために買った

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画術」も早く読み

たい。