2023-09-11

G生命体にすっかり抜き取られてしまった魂が、

昼頃にようやく帰ってきた。

一人焼肉で自分にご褒美。

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心機一転。フィクションの旅に出かけよう。

ブックオフGANTZの作者の新作SFを読み、ふ

ざけてるなあと思いながらも楽しませて貰った。

そのあとにようやく気になっていた藤本タツキ

ルックバックを読ませて頂く。

なるほど、日本のアニメ史を震撼させた某事件を

ワンハリ風にオマージュした作品だったか。

僕は正直なところ口に合わなかった。

タランティーノはね、そこをギリギリのバランス

感覚でやっているのよ。

加害者に関していえば、

ナチスくらい組織的に迷惑かけた奴らだったり、

マンソンファミリーくらいエンタメ的な犯罪集団

だったら、まだフィクションにする余地ある。

被害者に関していえば、

さんざんいじめられてきたユダヤ人が主人公にな

るのは気持ちがいいし、

惨殺されてしまったシャロン・テートもタレント

として顔が知られた人間ということでギリギリセ

ーフなんじゃないかって思う。

フィクションで茶化するのが。

ただ、あの事件の犯人はフィクションで描いちゃ

いけないと思うし、亡くなった方々はどうしても

絵が上手に描ける素人でしかない。

そこの感覚が、結果として遺族の弔いになってい

るのかどうか、僕には分からないのだ。