公開中の作品を見ておかなくては、と思い新宿ピ
カデリーへ。今日は『グランツーリスモ』
X(旧Twitter)でかなり高評価が目立つ作品で、監督
は『第9地区』のニール・ブロムカンプ。
ゲーマーの主人公が本物のカーレースを走るトッ
プ選手に選ばれて最終的にル・マンを走る実話に
基づいたストーリー。
主人公はゲームの腕前がリアルに勝ると思ってい
る若者で、それで本当に好成績を収めてしまうん
だから驚く。
どうやら"人生は甘くない"というテーマは最近の
映画から消えてしもったような気もする。
いじる若者だったので、あまり好きになれない。
個人的な感情がジャマしてしまう。(笑)
序盤はあまりにも爆速で直線スポ根をやるもんだ
から、つまらんと思いながら観てたのだが。
とあるシーンで一転。
ゲームでは味わうことの無い"痛み"を知ってから
のセクションは怒涛だった。
同時に。
現在のハリウッド映画に求められている要素は、
余白ではなく説明であり、
ゆったりとした時間ではなくトントン拍子。
であることを突きつけられた。
あとグラディエーターで好きになったジャイモ
ン・フンスーが父親役で出ていたのが嬉しい。