2023-09-20

今日から大学が再開。

映画と読書、たまに音楽というように、この夏は

ずっと静かな時間を過ごして麻痺してたのだが。

甲高い声で友達と話しながらスタバ片手にエス

レーターを降りてくる女子だったり、あちこちか

ら聞こえてくる若者言葉に圧倒されつつも、

"ああ、大学ってこんな感じだったなあ"という感

覚がだんだん戻ってくる。

前期は人生を俯瞰で見るようになったきっかけの

民俗学の枠だった水曜3限は"日本文学史"という授

業をとることにした。

なんと教授が授業の冒頭に福田村事件を絶賛しな

がら勧めていた。

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X(旧Twitter)で福田村事件の"映画としての"矛盾

点"を豪語している僕からすれば、よりにもよって

な感情である。

教授は明治時代の"尊王攘夷"の風潮をいろんな文

献を用いて否定しながら授業を進めていく。

言葉が美しくてさすが作家と言ったところだ。

どうやら上手にレフトを守っているようで、生徒

たちはおそらく気づいていないだろう。

うちの大学でこうやって思想の刷り込みが行われ

るのか。面白い。

先生の思想の偏りなんてシネフィルになる前はお

そらく気づかなかっただろうに、映画って恐ろし

いと思わされる。

福沢諭吉を、"学問のすすめ"が近代化の礎となっ

た部分を褒めつつ、彼の脱亜論は否定している。

つまり自国民の平等を訴えながら世界規模での平

等には無関心だった福沢諭吉の限界に突っ込んで

いる。

なるほどーとしか思わないけどね。(笑)