2023-11-25

千代田の図書館でお勉強。

「滑稽の研究」という田河水泡の本を読み、今ま

で漠然とその輪郭を捉えていた"滑稽"について、

その先の"ユーモア"について深く学んだ。

薄々気づいていたけれど、おかしみの笑いには、

笑う方と笑われる方とが存在するので、

そこにどうしても上下関係が生じてしまう。

ただ、それが相手への罰‪だと説いたのがベルクソ

ンであって、映画の世界においては、映画で描か

れるフィクションの人生を第3の視点から見下す

際に笑いは一種の労いとなり、投影している自分

をも救うことができると僕はその力を信じきって

いる。

少なくともこの漠然とした感覚について、以前よ

りも言語化できるようになっただけマシだ。