2023-08-20

実家から東京へ。

このブログは都会で経験した些細な諸々を記録す

るために始めた備忘録なので、充電期間を経て今

日からまたつらつらとやっていこうかなと思う。

 

家に帰る中央線の車窓から見える東京ドームの大

きな観覧車に東京を感じる。だがそれは、かつて

田舎から出てきたばかりの僕が見ていた東京であ

り、僕が1年ちょっと歩き回って知ったそれとは

ちょっと誤差がある。

それよりも水道橋の交差点がまるでなにかのミュ

ージックビデオの撮影かと思うほどとりどりの日

傘に埋め尽くされているところに本当の東京があ

るではないか。

新宿駅の階段で前を歩く、中学生の妹と同学年か

ちょっと年下くらいに見える金髪の女の子が、ど

さくさに紛れて丸めたティッシュをポイ捨て。

それをかるく咎めるだけの母親。

『拾って来なさい』という正解を言えば、娘はき

っと後ろから迫る雪崩の餌食だ。

そうだった、これが東京だ。

どこからか鳴っている救急車のサイレン。

地元のスーパーの感覚のままで歩いているとすぐ

に誰かと肩がぶつかってしまう。

そうして段々と、東京の輪郭がくっきりはっきり

としてくる。

このじめつく世界観。

たったの2週間空いただけなのにもう忘れてしま

っていた。

 

職場でPOPつくった。

我ながら上出来。

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