2023-11-14

冬がしっかり自我を出してきた。

ここ最近の寒さはやかましいくらいだ。

平安から詠まれ、昭和では映像を彩った「季節」す

らも余裕が無くなってしまった。

日本の美しさが、敏感な人は気づかないくらいに

ゆっくりと時間をかけて失われている様子に日々

悶々としているのだが、そんなことよりも少なく

はなっているがたしかに存在する日本の美しさに

目や耳や鼻を集中させる方がよっぽど有意義だと

思う。

現に映画でそれを行っている訳だが、たまには散

歩して、東京を縦にも横にも埋め尽くすコンクリ

ートをかき分けて、寒さにも堪えている一輪の花

を探しにいこうかしら。

牧野富太郎の本を読むモチベーションが出来た。