2023-12-10

インデペンデンスデイを観る。

ゴジラ-1.0がひどくて、世評もおかしくって、

その鬱憤を晴らす為にはこの映画しかなかった。

僕にとって"いわく付き"の映画である。

中学生の頃に国語教師だった学年主任が授業で見

せてくれて以来、久々の鑑賞。

一度大学の講義の合間に見たけれど、時間がなく

って大統領が演説する前のあたりでやめてしまっ

たが、今回は最後まで見ることができた。

 

この映画にはいつだって局面を打開するのは"変

人"だと示すように、キャラの濃いジジイが世界を

救うシーンがある。あれは本当に最高だ。

あのジジイは僕が映画のキャラで打線を組むとし

たら、絶対にクリンナップ。変人は"変な人"でも

あるけれど"変える人"にもなれるかもしれない。

変人は田舎にいる。

映画の中ではニューメキシコ州にいたけれど、僕

の故郷、西郷村にもいた。

その変人は僕の人生を変えてくれたし、僕が世の

中を変える意志をもつきっかけを与えてくれた。

変人はいつだって熱を帯びる。

大統領の演説シーンは授業で見せられて以来よく

覚えてる。国語なのにあの熱量でハリウッド映画

を語ってくれた先生は、今思えば最高だった。

そしてバトンを繋ぐ。

映画好きになって、ようやくあの日の先生に追い

ついた。先生の熱意を回収するのに5年もかかっ

てしまった。ただ、あの教室、あの先生の語り口

の高揚から、自分自身の感性で感じ取る高揚へ、

この屈指の名シーンは変貌を遂げた。

今日、2023年12月10日は独立記念日だ。

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ゴジラへの鬱憤の浄化と田舎の中学時代のノスタ

ジーが相乗効果になって、思わず涙が溢れた。