2023-12-11

ドキュメント72時間をだらーっと観てると、

新宿の音楽スタジオの回だったんだけど、

それぞれ別の道を歩む40代くらいの4人組が面白

かった。

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ギターは大阪に引越し、紅一点の女性は岡山に嫁

ぎ、解散せざるを得なくなってしまった方々。

趣味の合う仲間っていうのは一生続くと言うけれ

ど、一生変わらないという訳ではない。

けれど、縁もゆかりも無い仲間が集まって空間と

時間を共有する日々ってのは素敵だと思う。

ベースかな、手前のニット帽を被ったおっさんが

自分のギターに寄せ書きしてもらってたんだけ

ど、何故か自分のを書かないから周りの3人に突

っ込まれてた。

「自分で自分のに書くの?」とか言ってたけど、

「4人でひとつなのに自分は書かないのかよ!」

って言われてていや全くその通りだよ。(笑)

僕も思わず書けよ!ってTVに向かって突っこんだ

瞬間、空いてる面に勢いよくペンを走らせて、デ

カデカと"みんな、ありがとう!"って書いた。

他の人は"ROCK'N'ROLL NEVER DIE"とか

"20年間お疲れさん"とかそれなりにキメてるの

に、なんのひねりもない感謝の意を一番でっかく

書いちゃうダサさも、書いたあと感極まって泣い

ちゃって、それをごまかすようにテーブルに袋を

割いた状態で広げてあるコイケヤスコーンをムシ

ャムシャ喰ってた姿も面白くって、でもこの人な

りの捻りのない愛なんだろうな。

たぶんそういう所が愛されてたんだなあと思う。

ふとロックの存在価値に帰着してみる。

ありのままで生きて、歌うことの美しさ。

現代のピコピコ電子系よりもずっといいじゃん。

温かさを感じる。

 

空きコマにゼミの仲間3人でヴィレヴァンに行

き、品物を物色しながらいろいろ語ろうとしたん

だけど、1人の男の子が下ネタを店内でバンバン

言うもんだから気を遣っちゃってあんまり時間か

けて回れなかった。

せっかくハタくんとニッチなサブカルトークでき

る機会だったのに、勿体ない。

そもそも店内で大声で下品な会話をするのは好み

ではないので、ちょっと面倒だった。

去年からずーっと変わらない人間と、僕みたいに

1年で価値観が出来上がる人間。分けるのは生き

方の熱量か。