足りないもの

アドルフに告ぐ』を読み終えた

壮大なストーリーでエネルギーがもっていかれる

のでだいぶ時間がかかってしまったけれど

本当に面白い漫画だった

人間はみんなどこかしらに負い目や引け目を感じ

ていて誤魔化したくなるんだけど、その後ろめた

さが実はめちゃくちゃ危険な感情だということ

その最果ての景色をアドルフ・ヒトラーは見たと

いうこと

悪というものがいったいどこから来るのかを

手塚治虫の漫画は透徹した目線で教えてくれる

そんな漫画をクリエイターは全員見習うべきだ

クリエイターなのに未履修とかはまずおかしい話

現代のフィクション(特にアニメや漫画)に風刺が

効いていない!という魂の叫びは、普段から何も

考えていない、何も頑張っていない人間には頭ご

なしに否定されてしまうんだけど、手塚治虫のイ

ンタビューを見たら同じことを言っていたのでも

う安心

神様が言うなら間違っていてもいい

f:id:kzombie:20240218143247j:image