『アドルフに告ぐ』を読み終えた
壮大なストーリーでエネルギーがもっていかれる
のでだいぶ時間がかかってしまったけれど
本当に面白い漫画だった
人間はみんなどこかしらに負い目や引け目を感じ
ていて誤魔化したくなるんだけど、その後ろめた
さが実はめちゃくちゃ危険な感情だということ
その最果ての景色をアドルフ・ヒトラーは見たと
いうこと
悪というものがいったいどこから来るのかを
手塚治虫の漫画は透徹した目線で教えてくれる
そんな漫画をクリエイターは全員見習うべきだ
クリエイターなのに未履修とかはまずおかしい話
現代のフィクション(特にアニメや漫画)に風刺が
効いていない!という魂の叫びは、普段から何も
考えていない、何も頑張っていない人間には頭ご
なしに否定されてしまうんだけど、手塚治虫のイ
ンタビューを見たら同じことを言っていたのでも
う安心
神様が言うなら間違っていてもいい