2023-09-04

今日は新宿駅周辺をフラフラ。

神座っていうラーメン屋で腹を拵えて、秋学期の

はじまらないうちに多くの作品を堪能するのだ。

そこにはもちろん同年代で劇作家として名を挙げ

ているテラコシくんへの嫉妬もある。

ただその嫉妬を悪意にせず、

創作エネルギーに変えるのだ。

必死に質素に火薬を詰めていつかドカーンとね。

西口ブックオフで立ち読み。

辞書みたいに大きい漫画があるから気になって手

に取ると、また松本大洋の本だった。

今はこの人に導かれる時期なのかもしれない。

GOGOモンスター』なるものだ。

見えないものが見える少年が、見えなくなる瀬戸

際でもの思うお話である。

そんなものとっくにジブリでマスターしてるんだ

けど、松本大洋の味付けもまた楽しい。

ただあまりにも子供の視点が鮮明すぎてきついと

ころも松本大洋の作品にはある。

けれども間違いなく子どもの頃の"あの感覚"、

宇宙が内側にあった頃のあのワクワク感が楽しめ

る。

喩えるなら、宮崎駿は"子どもの頃に見たことがあ

るかもしれない"景色。

対して、松本大洋は"子どもの頃にいつも見てい

た"景色。

子どもだって悩むんだし、なんなら大人よりも得

体の知れないものに悩んでいるわけだ。

宮崎駿の世界が毎日見えていたらメルヘンすぎる

し、基本的には松本大洋の描くじめっとした、プ

ールの後の授業のような放心状態がそれに近い。

まあアートすぎて、面白いとは言えないよね(笑)

 

続いて『星を継ぐもの』

ホーガンの原作が有名だが、活字アレルギーの僕

は漫画が4巻完結で読みやすそうだったので。

こちらは面白かった。

SFが描き出すの裏に、人類の遠いの足跡が隠され

ているロマンと、ミステリーチックな展開がまさ

に"まちがえながら進化してきた"人類の生い立ち

とリンクしている。

素晴らしい作品だった。

これはいつか原作も読まねば。

夜は牛丼屋。