マックでヘッドホンして勉強していたら
急に店内の視線が一点に集中した気配がしたので
僕もその先に視線をやると、人が倒れていた
ノイズキャンセリングで曖昧にはなっていたけど
よく良く考えればさっきものすごい音がした
僕は比較的遠い席だった
"関わらない"という選択をした
高校時代に自律神経のバランスが崩れて倒れてし
まう女の子がクラスに結構いて、その都度先生を
呼びに行くのをカッコつけたさでブレブレな責任
感で率先して行っていた訳だが、今の僕はそれが
何も生まないことを知っているし、そもそも今回
の場合本当にヤバそうだったから、もっと年輪の
ある大人に任せるべきだと思った
数分経って救急隊員が来て
どうやら女性で一応意識はあるみたいで
そのまま運ばれていった
孤独が嫌になる出来事
今日バイト先でパンツが見れた
いつもより眠いのを堪えて作業していたとき
雑誌の冊子をとろうとした化粧っ気ない女の子の
白いスカートの下から白いパンツが見えた
もうチラリとかじゃなくて
あまりにもはっきりと見えていた
別に好きな女の子のパンツじゃないので
夜空に月が出ていたら眺めてしまうように
当たり前の反応として茫然と見続けていた
こういうときにパンツが見えてしまう女の子って
いうのは、やはりどこか変わっているもので
その子、目鼻立ちは悪くなかったのだけど
ちょっと挙動不審？
自分のプライバシーが漏洩したことに気づいたの
か周りを見渡したあとにスタスタ去っていった
僕はレジにいるので
そのとき自ずと目が合ってしまった
もしかしたら意図的なやつかもしれない
そもそもこんな寒い中パンツの見えてしまうほど
丈の短いスカートを履いているのはなぜだろう
しかも制服じゃなくて私服
制服だったら長い雨季を経て久々に太陽を見たア
フリカ人くらいには歓喜したのかもしれないが
至福のひととき...とはならなかった
