鑑賞のノウハウ

鎌倉を驚かしたる余寒あり

2月に寒さが本気出してくるとは

冬と春のせめぎあいの部分で

冬が意地を見せているのだろう

 

脚本を勉強するにあたっての心構えとして

必要なことは

どれだけ自分の作家性を磨くかということでなく

どれだけ多くの層に響くかということだと思う

そのため、今まで好みで作品を見ていた自分なら

絶対に見ないであろう作品の鑑賞もはじめている

今日は『プラダを着た悪魔』2006年公開

主演はアン・ハサウェイメリル・ストリープ

女性が10人いたら3人くらいは好きな映画にこの

作品を挙げるくらいには女性の支持率が高い

今までだったら女性向けって評判を見た時点で

食指が全く動かない自分だったが

脚本を学ぶことになるとこういう作品ほどむしろ

見たくてたまらないのだ

内容以外にも、この作品をふだん映画を娯楽とし

て消費するライト層はどうやって受け止めるかを

考えて分析して消費する

普段は映画は字幕に限るが、この映画はたぶん、

吹替で観るユーザーの方が多いので吹替版で

すると今までは気づかなかった作品の魅力という

ものが自ずと見えてくるもので

吹替版特有の"軽い男"の声の当て方だったりとか

いろいろある

そういうものを一つひとつ拾っていくことが大切