あの人のママに会うために

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ルージュの伝言

宮崎駿のお気に入りの曲らしく

昨晩金曜ロードショーで放送された『魔女の宅急

便』も聴きながら制作していたという話だ

僕も東京の満員電車や遅刻ギリギリで走っている

ときに憂さ晴らしでよく聴いてる

それだけ都会での暮らしと親和性が高いのだろう

魔女の宅急便』は去年の6月以来2度目の鑑賞だ

った訳だけど、やっぱりいつもの僕らしく2度目

は監督のメッセージが天啓のように降ってくる

とにかく理想まみれで無鉄砲な魔法使いの少女が

修行の旅に出て、海が見える都会ではやがて現実

を知って、辟易したり逡巡したりしながら成長し

ていく物語なのだが、、、

この"魔法"を逆手にとったストーリーの作り方!

魔法を使える主人公にあえて現実を知らせて、人

間的な成長を遂げさせて、やがて一人前の魔法使

いにするというアプローチは素敵だなあ

中盤でキキが魔法を使えなくなってしまい、ジジ

に至っては喋らなくなってしまうという最大の危

機が訪れる

これは昔からキキもジジも恋をしたからだという

定説があるらしいのだけれど

僕はそうは思わない

ジジが最後まで結局喋らずじまいだから

だから僕は、ジジは成長しようとしている少女の

内面の写鏡的な存在であり、キキが魔法を使えな

くなるのは現実を知ったことでの否定的成長で、

キキがもう一度使えたのは現実を知って尚、願う

強さの肯定的成長なんじゃないかと思う

だからジジが喋れなくなること自体がキキの成長

の証なんじゃないかという考察

鈴木敏夫Pはこう言う

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つまり正解!やったね!