真昼に溜まっていた朝ドラを観る
米津玄師の主題歌がいい
引き算の美学というか、疲れた朝に聴こえてきた
ら一番心地よいメロディを分かっている
数年前の秦基博の泣き笑いのエピソードも好きだ
ったし、当然スピッツの優しいあの子は大好き
米津玄師はボカロ時代の昔からしっとりしたメロ
ディの中での表現力が良いなと思っていたので
今回の「さよーならまたいつか!」はすごく楽しい
内容はというと
女性初の弁護士となる三淵嘉子がモデルのヒロイ
ン猪爪虎子の奮闘記
主演は伊藤沙莉
映像研でこの人の存在を知ってから数年推してき
たけど、やっぱりこの人の演技にははコミカルさ
があって、そのままやると説教臭い作劇になるよ
うなものを何倍も見やすくしてくれる
"男女平等"とありとあらゆる場所で叫ばれる今の
時代にピッタリな重圧にめげない女性たちの物語
ということなのでやはり説教臭さは感じるんだけ
ど、伊藤沙莉の一個一個の表情がいい意味でクラ
シカルで、"今の時代へのアップデート"みたいな
厚かましさはなくてかわりに当時の女性の強さと
苦しさをライトに感じられるお話になってる