数日ぶりの快晴である
昨日の土砂降りが嘘みたいな陽気
しかも早起き出来たっ！！！
そういう日の僕のバイタリティは凄いものがある
早速一日の計画を立てる
一泊二日の遠足も考えたけど
なんの由縁もなく飛び出してもしょうがない
ので断念する
いよいよジブリの森へ行こうかとチケット状況を
見てみると、当日券はもう売り切れ
それどころかなんと来月末までほぼ枠がない
やっぱりジブリはすげえのである
ジブリが無理ならば
僕が去年出会ったもう一つのステキな世界へ
川崎に来てもマックのスパチキセット
ドリンクはコーラ ポテトは+50円でLサイズ
ただしこのマックはちょっと特別
みんなからすればただの向ケ丘遊園駅前のマクド
ナルドかもしれないが
僕にとってここは間違いなく、55年前の未来に、
ダンとアンヌが張り込んだ"狙われた街"の一角
今もその名残を感じることが出来る
僕の意識下では
55年前の未来の画がぼんやり重なっている
そんな不思議なタイムトラベルなのであった...
あれははるか昔、僕が小学校低学年の頃である
歯医者で読んだコロコロコミックに
親に買ってもらったコロコロコミックに
まだ完成しばかりの藤子・F・不二雄ミュージア
ムがのっていた
きれいなジャイアンの噴水の写真を見た瞬間
あの頃の僕は行きたくてたまらなくなった
そんなことをふと思い出した
平日なんだけど子どもが多い
みんな飛び跳ねたり走り回ったりしている
基本親子かカップルなので
ソロで入るのはわりと気まずいところがあるが
ソロがいないわけじゃないのでなんとかなりそう
それにしてもみんな
都心で見る子たちにくらべてキャラクターがある
それだけエネルギーを解放できる場なのだろう
それこそF先生の漫画に登場するようなのっそり
した男の子や鼻がまんまるい男の子、ちょっとま
せた喋り方をしている女の子
春休み終盤のビッグイベントにみんなウキウキし
ているにちがいない
僕が福島の小学生だった頃に
スペースパークやムシテックワールドに連れて行
ってもらった記憶がフラッシュバックした
あの休日は今でも鮮明に覚えている
僕にとって非日常だった
F先生に言わせると"すこしふしぎ"な体験だった
結局どんな映画や音楽に出会ったって
幼き日々の強烈な感性に敵うわけがない
ターになるまでのヒストリーを順に追っていくス
タイルだった
教えてくれる展示もあった
アナログの時代に漫画を描くのはとてもめんどく
さかったんだなって思ったのと、そのめんどくさ
さがあるからこそ昭和が素晴らしい漫画に溢れた
時代だったんだろうなと
ドラえもんの制作秘話を見て
思わず涙が出そうになった
日常から始まって、日常に帰るという、空想の大きさっていうのは面白いんですけども、まるっきりかけ離れちゃうとつまんないですから、いつも片足は現実にひっかけて、で、手を伸ばして空想の世界に入っていく。(藤子・F・不二雄)
実際今のアニメーションや漫画よりもはるかに
空想を描いている作品だと思う
それだのにどうしてあれほど夢を見られるのかな
それはやっぱり藤子・F・不二雄が細部まで徹底
して漫画に温度をもたせているからじゃないだろ
うか
児童漫画とは言うまでもなく、子供に興味のある素材を、子どもの視点から、子どもに理解し得るように表現した漫画。理想的な児童漫画は、子供が読んで面白いだけでなく、大人が読んでも面白いものであるべきだ。(藤子・F・不二雄)
たくさんの原画を見ることが出来た
吹き出しの中の一言一句が子どもの心に直接届く
ように何度もセリフを書き直していたことが分か
った
コミックスにいたってはエピソードの順番も意識
して、なるべく季節が一巡するようにチョイスし
ていたということも知った
のび太くんね、とっても立派なところが、ひとつあるんです。彼は本当にダメ人間なんだけれども、ときどき反省するんです。これじゃいけない、と思うのね。けれども、その決心が長続きしないんですよ。
でもね、僕らでも、素敵な小説を読んだりすると、こういう素晴らしい生き方があるのか、自分も、なんて思うんだけど、やっぱり続かない。で、だんだんみんな普通の大人になってっちゃうんだけども、のび太はそこが違うのね。
1年に少なくとも3,4回は反省するんです。くじけてもくじけてもね、今よりはいい人間になりたいと思う。そういうところがね、僕は立派な子だと思う。(藤子・F・不二雄)
僕にすこしふしぎな世界を教えてくれたF先生は
こんなに人間愛に溢れたコメントを遺していた
好奇心にひたむきな生き方
夢を信じる心
良質なエンターテイメントの提供
僕が知っていたそれ以上に
お土産
