大学3年生

今日から新学期の講義がはじまった 今年からキャンパスが神田の学生街にそびえ立つ 巨大な駿河台キャンパスに変わった 大好きな神保町を歩いて大学に向かう理想的な生 活に包まれるのだと思うとワクワクが止まらない しかし僕は和泉キャンパスにいる 去年取…

マンハッタン

初ウディ・アレン ガーシュウィンの音楽、ニューヨークを舞台に展 開される情けない大人達のどうしようもない物語 『マンハッタン』は"こうはなりたくない"大人が たくさん出てきて、都会でロマンチックに恋しよ うとして、結局上手くいかず、自分を見つめる…

イクスピアリにて

ディズニー帰りの人たちの流れに逆らって自転車 を押していくのはなんか惨めだったけど とにかくイクスピアリで映画を観るというロマン のために僕は進み続けるのだ レイトショーということもあってもう客はほぼい なかったんだけど、変なおばさんと同じ列で…

舞浜へ

昨日の続き このまま家に帰るのもつまらないので 家から30分くらいのところにあるイクスピアリま で行ってみることにした ずっと真っ直ぐいって葛西駅を突っ切って ようやく曲がるあたりはもう東京湾の真ん前で 潮の匂いがした 春だから霞立っていて、すごく…

自転車を買った

ようやく自転車を買った 元々ヴァクセンの折りたたみ自転車を使っていた んだけど、大学の駐輪場に置きっぱなしにしてい たらそのまま回収されてしまった 防犯登録してなかった僕が悪いんだけど もう絶対に物の管理を杜撰にしたくないという教 訓だけ与えて…

オリエンテーション

大学のオリエンテーションが終わった ふだん大人としか喋らないなかで久々に同学年と 喋ると、会話のリズムが全然違うことに気づく 一般道と首都高くらい違う 会話は別に嫌いじゃないしむしろ好きだ だけどなぜか会話が面倒だなって思うこの感覚に すごく大…

バルカン超特急

ヒッチコックの『バルカン超特急』というむかー しの映画を鑑賞 ロンドンに向かう国際電車が東欧の田舎駅で雪崩に遭い立ち往生、乗客が泊まった小さなホテルでコミカルな人物紹介ののち、翌朝動き出す電車で事件が起きる。電車の中で出会ったフロイというお…

残念なニュース

店長がもうすぐ異動になってしまう という話を聞いた 僕がこっちに来てからおそらく一番面倒を 見てくれた東京の人なんじゃないかな 書店で働いてから精神が結構成長したと思ったり するので感謝の気持ちでいっぱいだ どこか変わってる人だったけど でも右も…

誰も知らない名前

天気もぽかぽかになってきて いよいよ新学期のはじまり 今月最初の一本は『千と千尋の神隠し』 改めて観るといろんな発見がある ストーリーはもちろんなんだけど キャラクターの動かし方からもうすでに面白い 泣いている千尋が目を擦る動作とか 焦って坊を探…

月間エンタメ大賞(2024.3)

1.藤子・F・不二雄ミュージアム ーすこし・ふしぎー 今月は忙しくてあまり鑑賞体験ができなかったけど、僕の3月の驚きや感動はこのたった一日にすべて凝縮されているような気がする。幼い頃からずっと行ってみたかった藤子・F・不二雄ミュージアム。二十歳に…

迷い時

外はぽかぽか いよいよ春だと思うと心がワクワクする 脚本の8週間講座が今日で終わってしまったので これから本講座に進むべきなのか それとももう一度インプットを極めるべきなのか そもそも大学の勉強が本分なのでそれとも兼ね合 いが上手くいくのか、など…

書店バイト礼賛

書店でアルバイトをしてもう1年経ったが ほかのアルバイトにはない(あるかもしれない)メ リットとして、客のパーソナリティをかなり受け 取ることができる 茶髪巻き髪制服女子校生(間違いなく一軍)が たった一人でやって来た 街中で馬鹿っぽい会話をしながら…

『にごりえ』について

樋口一葉の『にごりえ』を読み終わった 酌婦とお客との無理心中という 今の時代だと火曜サスペンス劇場で"ほにゃららホ ステス殺人事件"くらいになってしまうようなス トーリーラインを、酌婦が非倫理的な人間である という他者からの目線と、そして酌婦の内…

川崎タイムトラベル

数日ぶりの快晴である 昨日の土砂降りが嘘みたいな陽気 しかも早起き出来たっ!!! そういう日の僕のバイタリティは凄いものがある 早速一日の計画を立てる 一泊二日の遠足も考えたけど なんの由縁もなく飛び出してもしょうがない ので断念する いよいよジ…

数年前の自分

僕が高校生のとき たしか最初は紙の辞書を使っていた だけどクラスの9割は電子辞書ユーザーだったし あるときクラスメイトに分厚い辞書を持ち歩いて るのをからかわれ、プライドが高かった当時の僕 はそこでピキってしまい、親におねだりして電子 辞書を買っ…

フィジカル

電車にて 一人分空いているのにサマーズの三村みたいなオ ッサンの膝がガバっと開いていて、座りづらいが こちらにも座る権利があるので体をねじ込む ただ、僕が座っても股を閉じる素振りがない ならばとこっち側から股関節に力を入れてぐーっ と開いてやる…

東京に戻る 資金の面はたくさん助けて貰っているから せめて新幹線よりも安いバスで東京に帰ろうと思 っていたのだが、なぜか親が高速バスの予約日時 を勘違いしてしまったので結局新幹線で帰ること になった 内心ゆったり帰ることができて嬉しいけど 最近た…

あの人のママに会うために

ルージュの伝言は 宮崎駿のお気に入りの曲らしく 昨晩金曜ロードショーで放送された『魔女の宅急 便』も聴きながら制作していたという話だ 僕も東京の満員電車や遅刻ギリギリで走っている ときに憂さ晴らしでよく聴いてる それだけ都会での暮らしと親和性が…

サヨナラ

大谷翔平の通訳・水原一平氏が違法賭博をしてい たということでドジャースを解雇されたと報道が 昨晩大谷vsダルビッシュの熾烈な日本人ダービー を見ていただけに衝撃的なニュースだった なんと約7億円を大谷の口座から引き落として それを全額ギャンブルに…

消された漫画

地元・白河のブックオフで立ち読み 『アクタージュ』なる漫画を読む 週刊少年ジャンプで3年前まで連載されていたこ の漫画、なんと原作者が逮捕されて打ち切りにな ってしまっているのである... ただ内容はすごく面白い、なんならお蔵入りにな ったからこそ…

推しの子のダメな所

転生する死生観 転生先が推しのアイドルの子供という倫理観 医者が喋らなそうな台詞 妊娠したアイドルが星が綺麗に見えるからという理由で主人公のいる山奥の産婦人科医を訪ねてくる謎設定 アイドルが入院しているからという理由でストーカーに殺される産婦…

マグマ大使

陽気につられて外に出ようとするけど躊躇する というわけでインプット作業 手塚治虫の『マグマ大使』を読んでみる 僕の尊敬する実相寺昭雄は秋田書店のあとがき にこう書いてる あらためて読み返してみると天才の発想。その所産としか言いようがない。未完に…

おそばと南蛮

祖母の一回忌 福島に帰ってきた 昼食の蕎麦とチキン南蛮丼 食の和洋折衷 こんな感じで面白い内装のお店

ホンを書いてばかりでこもりっきりだとそれは精 神衛生上宜しくない気がするので、先日、江東区 の平和島に行ってきた 最近はレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ ワンダー」なんかを読んだりしていて、花に興 味が湧いてきたので、目的地は熱帯植物園だ…

ふつつか執筆だより3

とりあえずネタが決まったので執筆をすすめる 生のエネルギーをいかに開放できるか 今後自分が生産者になっていく上での最大の関門 になってくるだろう 長編でも短編でも衣・食・住を描ききりたい 当然器用な人よりも不器用な人の方が生のエネル ギーは強い…

ふつつか執筆だより2

ただLove letterをやるんじゃ面白くないから あえて社会風刺のエキスをちょっと足してみる 僕は小学生の頃ハーフの女の子をいじめていたこ とがあって、無知さから来る他人の軽蔑っていう のは小学生の頃色濃く出るだけで大人の世界にも 存在する この間のア…

ふつつか執筆だより

家に籠って脚本の課題に取り組む 今回は「一年間」の季節の移り変わりの中での人 間模様をペラ8枚で書いてきなさいという課題だ 風景や風物でいかに季節を表現出来るかだったり 登場人物が最初と最後でいかに変化・成長してる かだったりのテクニックが問わ…

繋がる街

木に止まっている鳥にあやうくうんちをひっかけ られそうになった この頃の陰鬱な日々に八つ当たりしたいのは人だ けじゃなく、どうやら動物も一緒らしい 昨晩観た世界ふれあい街歩きは オーストラリアのホバートという都市だったが 歴史があってとっても綺…

浮雲

二葉亭四迷の小説『浮雲』をやっと読み終えた 日本の近代文学のはじまりを告げる小説である 坪内逍遥の影響をもろに受けており "美術の本質は人の心を喜ばせつつその気格を高尚とするもの" という逍遥の言葉を体現したかのようなスタイル 長編な上に"言文一…

メイドインジャパン!

今日はとってもハッピーな一日 なぜって 宮崎駿監督がアカデミー長編アニメ賞を受賞した というニュースが飛び込んできたのだ...! 宮崎駿を信じ続けてきて良かったと思える一年 本当に日本人として、金澤として誇らしい 去年の6月に壬生の花田植を見に行っ…